2021.07.09
毎年、この時期になりますと名古屋の専門学校に臨時講師として伺います。
この業界に携わり始めて18年ほどになりますが、パティシエとしてではなくヴァンドゥーズとして関わってきました。今もヴァンドゥーズとして日々店頭に立っています。(※ヴァンドゥーズとは洋菓子店の販売員のことを指します。パティスリーではパティシエがお菓子をつくり、ヴァンドゥーズがお客様にお菓子を販売します。)
19歳、20歳の子たちにヴァンドゥーズとは何か勉強していただきます。ヴァンドゥーズの仕事は接客業ですので、立ち振る舞いや挨拶の仕方をはじめ、ケーキの箱詰めの仕方、お客様への対応の仕方など様々なシチュエーションを例に挙げ学んでいただきます。
授業も後半になると、ロールプレイングをする機会も多くなっていきます。お客様がご来店いただいてから、お帰りになるまでのシュミレーションをしながら、色々な課題に取り組んでいただきます。思いも寄らない対応の仕方などあってこちらも驚くことも多々あります。
講師として教える側ではありますが、その立場の中で教わることも多くあり、毎年貴重な時間をいただいているなと実感しています。
初心に戻る機会として有意義な時間になっているのは間違いないと感じています。
学ぶ機会を捻出することが難しい中、学校の授業を通して、初心に戻り学び直すことが今の自分にとって大切な時間になっていることは間違いないです。