2023.04.13
ある日のカフェに来られたお客様とのお話です…
2人で見えたお客様。
おばあちゃんとその娘さんではないかと思います。
『飲みもの頼むのひとつでいいかしら?』
担当したスタッフは快諾しました。
スタッフはそのお客様が言いたかったことを察して、頼まれた飲み物を2つのグラスに分けてサービスしました。
どうやらおばあちゃんはいつも喫茶店で頼んだ飲みものを飲みきれないそうで2人でシェアすれば残さなくて済むと娘さんは思われたようです。
スタッフは小さなグラスに見栄えよいように提供し、通常業務に戻りました。
2人のお客様は30分ほど経って立ち上がり、レジでお会計をしに来られました。
『本当にありがとうね。わがまま聞いてくれてありがとう。』
と、最後までとても感謝されて帰られました。
予想外にそんなに感謝されると思わずとても驚いたひと場面でした。
当たり前のようにお客様のことを考えて行動しただけのことが想像以上にお客様の心を動かすことになったのではないかと思います。
もしかして、同じような場面で嫌な思いをしたことがあるのかもしれません。
ただ一つのドリンクを2つに分けただけ。
その小さな行動がお客様にとってとても大切なことになりました。
そのスタッフがお客様とのコミュニケーションをしっかり取ることで生まれた何気ない気遣いをとても誇りに思えた日になりました。
そんなスタッフが溢れてるお店にしたいとあらためて考えさせられる出来事でした。